管理人が勝手に三大ギャンブル漫画と称している
- 嘘喰い
- カイジ
- ライアーゲーム
この三つの漫画はギャンブル漫画では最高傑作です。
ちなみに、麻雀や競馬、競艇などは含まれません。競艇漫画の1位は「アレ」しかないと思いますがw
この三作品、特にカイジとライアーゲームは似ていると話題に上がるので、今回は、嘘喰い・カイジ・ライアーゲームの三作品のあらすじと魅力、そしてこんな方におすすめという形で紹介したいと思います。
どれか一つしか読んでいない方、またはギャンブル漫画に興味がある方、そしてカイジとライアーゲームで迷っている方の参考にして頂ければ幸いです。
Contents
嘘喰いとは?
あらすじ
「嘘喰い」の異名を持つ伝説のギャンブラー斑目獏は、パチンコ屋で出会った梶と共に廃ビル脱出勝負をすることに。
廃ビル脱出勝負で梶は「賭郎」の存在を知る。
賭郎21代目お屋形様、切間創一は「蜂名直器」を名乗り政財界に暗躍していたが、ある日持病の発作が起き数年分の記憶を失う。屋形越えの権利を得るため「エア・ポーカー」で勝負をする嘘喰いとラロ。
嘘喰いの協力者としてゲームに参加した切間創一は、そこで全ての記憶を取り戻し「完璧」な存在となる。
屋形越えを賭けた嘘喰いとお屋形様の戦い、このギャンブルに立ち会う権利を求め立会人同士の壮絶な戦いが繰り広げられ、嘘喰いとお屋形様の前に現れたのは零號立会人・夜行妃古壱だった。
夜行立ち会いのもと、屋形越えを賭け嘘喰いとお屋形様の戦いが始まる。
嘘喰いの魅力
ギャンブルの内容がとにかく現実離れしています。
ほとんどが敗者が死ぬ内容となっているため、スリルは相当なものです。そして獏が最も得意とする読み合いも圧巻ですね。嘘喰いを語る上で欠かせないのが「立会人」です。
魅力的なキャラが多数登場しバトルシーンだけ見るとギャンブル漫画と思えません。このバトルシーンは他のギャンブル漫画では読めないし、嘘喰いに似てるギャンブル漫画も見たことがありません。
はっきり言ってその辺の格闘漫画以上の迫力がありますw
こんな人におすすめ
ギャンブルの心理戦に加え迫力のあるアクションやバトルシーンを求める方におすすめです。
逆にギャンブルにアクションを求めるなら嘘喰い以上の漫画はありません。
あとは、主人公の獏と立会人達がとにかくかっこいいです。漫画のキャラクターに感情移入ができる方なら絶対読むことをおすすめします。
欠点としては、これは嘘喰いの良さでもありますが、単純にギャンブルだけの勝負ではなく、様々な戦いが同時進行で行われることが多いため、単純なゲームだったのが相当複雑な心理戦に化けることがあるため、途中でついていけなくなったりします。
ただ、途中経過が理解できなくても、最後まで読めばなんとなくわかった気になるのも嘘喰いの魅力ですw
漫画嘘喰いで登場したギャンブルを一覧にしたので参考にしてください。
カイジとは?
あらすじ
堕落した日々を過ごす伊藤開司(カイジ)のもとへ、ある日金融屋の遠藤が現れる。
遠藤からかつて自分が保証人になっていた借金が、利息含め385万円にまで膨らんでいることを知らされる。返済のあてがないカイジは、遠藤に勧められるままギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。
エスポワールから生還したカイジだったが、借金返済どころか逆に600万円以上に膨れ上がっていた。
カイジの前に再び現れた遠藤。
借金返済のためもう一度ギャンブルの世界へ身を投じたカイジは、主催者側の大幹部・利根川を死闘の末倒すが、本当の敵は帝愛グループ会長の兵藤だと知る。
帝愛グループの地下施設で強制労働を強いられるカイジは、一時外出を利用し帝愛グループの裏カジノで勝利し、晴れて自由の身となった。
そして帝愛グループ会長、兵藤の息子「和也」との勝負が始まる。
カイジの魅力
カイジの生活や考え方、そしてギャンブルで失敗する人の傾向など、とにかくリアルです。
最初は軽い気持ちで読んでいたのが、気づいたら共感している自分がいたりします。共感できない人は素晴らしいです。
できれば共感できない人、理解できない人が多いことを望みますw
ギャンブルのゲーム自体はとても単純です。
ジャンケンカード、平均台を渡る、チンチロ、パチンコなど、誰もが知ってたり、一度はやったことがあるものが扱われます。
この誰もが知っているゲームに、ちょっとアレンジを加えるだけでここまで怖いギャンブルになるのかと感心します。
また、ギャンブル漫画で使われるゲームは似てるものが多いのですが、別のゲームにしてしまうところもカイジの魅力の一つです。
そして勝つための事前の布石、「ここまでやるか!」と思ってしまう程の準備が行われます。
事前の準備をコツコツ積み上げ、勝つべくして勝つ!!はっきり言ってギャンブルの真逆のような気がします。正直、これだけできるなら何かビジネスを始めても成功すると思いますw
こんな人におすすめ
今の生活に張りがない、何かをやりたいけど踏み出せない、そんな悩みや勇気が欲しい方におすすめです。
なんと言ってもカイジで登場する名言の数々。
「明日からがんばるんじゃない…今日…今日だけがんばるんだっ…!今日をがんばった者…今日をがんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!」
「おまえの毎日って今……ゴミって感じだろ?無気力で自堕落で非生産的」
「勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外なのだ!」
引用:https://ciatr.jp
なんかズシッときません?
いや、こないなら大丈夫ですw
カイジを読むと「やる気スイッチ」が入るので、やる気スイッチを押して欲しい方には是非読んで貰いたいです。
欠点は、リアル過ぎで凹む可能性があります。読んでると全部自分に言われている気がして、逆に自信を失う可能性があるので注意してください。
ライアーゲームとは?
あらすじ
他人を信じやすい女子大生・神崎直(ナオ)のもとに手紙と小包が届けられる。手紙には
「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」
と書かれており、小包を開けると1億円の札束が。
小包を開けたことで、謎の組織「ライアーゲーム事務局(LGT)」が主催するゲーム・トーナメント「ライアーゲーム」に強制的に参加することとなったナオだが、早速1億円を騙し取られてしまう。
1億円を取り返すため、出所したばかりの天才詐欺師・秋山深一に助けを求めたナオは、秋山の手助けにより1億円を取り返すことに成功。
ライアーゲーム決勝戦はグループ戦となり、ヨコヤのグループに入ったナオは秋山と敵対することに。
ヨコヤの策略で早々に秋山のグループは敗退したが、秋山とナオに敵対心を燃やすヨコヤは、ゲームに勝つことよりも秋山とナオに勝つことを目的とし自身も敗退する。
これでゲーム終了と思われたが、秋山がルールの不備をつきゲームは膠着状態となる。そして「ライアーゲーム事務局(LGT)」は負けを認め、ライアーゲーム開催の真相を語り始める。
ライアーゲームの魅力
ギャンブル漫画の王道を一つあげるとすれば、ライヤーゲームかな。
純粋にギャンブルゲームのみで勝負している漫画です。
漫画のタイトル通り「嘘つきゲーム」で騙し騙されお金を奪い奪われる。似ているギャンブル漫画が多い中でも、ゲームの心理戦に特化した漫画となっています。
そしてやはり主人公ナオの存在が大きいです。
これだけ嘘ばかりの漫画で、びっくりするくらい正直者です。そしてそのパートナーの秋山は天才詐欺師で、この二人のギャップが良い方に働きお互いの長所が活かされてます。
そんなナオの成長もこの漫画の魅力の一つです。
こんな人におすすめ
純粋に頭脳戦のゲーム展開を楽しみたい方におすすめです。
読んでて「へー」「ほー」「なるほどねー」って何度も唸りますw
圧巻なのが、ギャンブルで「嘘」といえば真っ先に思いつくのがイカサマです。ライアーゲームの「嘘」はイカサマではなく、心理戦の騙し合いになります。
なので勝つときはスマートかつ綺麗な倒し方をするので、そういった意味でも、純粋にゲーム展開を楽しみたい方には読んで頂きたいですね。
欠点は・・・これは結構致命的なんですが、最終回が・・・。
最終回までは「うーん」と見事なゲーム展開に唸りをあげてましたが、最終回を読んで「うーん?」と別の唸りをあげましたw
これまでが素晴らしいだけに消化不良になりますが、時間が経つと意外とあの「消化不良」も良かったりするのものです。ハリウッド映画だけが「名作」ではないのと同じ理論ですw
まとめ
嘘食い、カイジ、ライアーゲーム、三つのギャンブル漫画を紹介しましたが、ギャンブル漫画なので頭脳戦や心理戦、駆け引きを駆使するところは似ています。ただ、同じ駆け引きでも三つとも全く違います。
例えば、嘘喰いなら命が掛かっているギャンブルで、いかにありえない行動ができるか。そんなこと出来るはずがないと相手に思わせるところから駆け引きが始まります。
カイジなら、相手に悟られずにいかに事前の仕込みが出来るか、その仕込みを活かすための準備を行ったり、相手のイカサマに気づかないふりをして利用したり。
嘘喰い、カイジが泥臭く勝つのに対し、ライアーゲームはイカサマではなく、純粋な頭脳戦や心理戦の駆け引きが楽しめます。
三作品とも頭脳戦や心理戦をフルに活用しますが、使う場所が違うのでどれを読んでもそれぞれの楽しみ方があります。
最後に、ギャンブル漫画が好きとの前提で、嘘喰い・カイジ・ライアーゲームが向いてる方を一言であらわすのなら、以下の通りです。
- 嘘喰い
おじさん好きの女子
- カイジ
人生を変えたい男子
- ライアーゲーム
ギャンブルよりもゲームが好きな男女
一番良いのは三つの作品が混ざった漫画が出てくれば最高なんですけどね。
カイジーゲーム喰い
みたいな^^