ハンターハンター376話のネタバレになります。
376話でもBW号の中では様々な動きを見せています。
少ないページ数にも関わらず、同時進行で物語を進めるところはさすがですね。
とにかく緊張感がすごいです。
Contents
第9王子ハルケンブルグの手紙
376話で最初に動きを見せるのはハルケンブルグ。
前回の晩餐会で王位継承戦に否定的な態度を示したハルケンブルグは、モモゼが死亡し、その後も犠牲者が出ていることから王位継承戦の中止を求め国王への謁見を求めます。
しかし、VIP専用通路の門兵から国王との謁見は次の晩餐会まで待つよう言われます。
ハルケンブルグは門兵に手紙を国王に渡してくれと依頼しますが、自分ができるのは従事長のモリシに預けるだけだと答えます。
ハルケンブルグは明日また手紙を持ってくると伝えます。
父である国王に会ってもらえるまで、明日も明後日も明々後日もと話すハルケンブルグ。
ハルケンブルグの守護霊獣は強化系で相互協力型の能力です。
集団で互いに意思を統一し能力を発揮した時の威力は、あらゆる念能力の中でも最大級となることから、ハルケンブルグが国王に会ってもらうための行動を集団で互いに意思統一をした時はどうなるのでしょう。
意外とハルケンブルグも重要なポジションのような気がしてきました。
第2王子カミーラは解放
376話で第2王子カミーラが第1王子ベンジャミンに発砲した件で裁判が行われます。
始まりはベンジャミンの私設兵であるムッセがカミーラに発砲したことからです。
今回の件で第1王子側と第2王子側が求めるのはお互いの居住区の捜索です。
これに関しては国王軍が行うこととなります。
国王軍も色々使われて忙しそうな印象です。
さらに外出の際は最高裁判官クレオパトロの指定する監視員を必ず帯同させること。
そしてベンジャミンに拘束されていたカミーラは解放となります。
カミーラは解放となりましたが、ベンジャミンはムッセのミミズクがカミーラがどこにいて何をしようと筒抜けだと言います。
再び登場の最高裁判官クレオパトロ。
何か事件が起こるたびに裁判となるのでしょうか。
もしかすると、クレオパトロの登場が今後すごく多くなるのではないでしょうか。
念講習で再び犠牲者
クラピカが行なっている念講習で再び犠牲者が出ます。
今度の犠牲者は第4王子ツェリードニヒの私設兵ミュハンです。
あまりにも変わり果てて誰かわからないと思いますが、念講習の初日でクラピカと揉めた男ですね。
ウッディーの時と同じで全身の血を抜かれています。
既にサイレントマジョリティーによる犠牲者を出しており、次は初日でクラピカと揉めたミュハンが殺された。
結果的にはクラピカの「利」になっていることから、疑いを晴らすためクラピカは釈明しますが、やはり反発の声が上がります。
この状況にクラピカは自分達が不利であることを理解します。
ここで王妃、王子含め自分達がバラバラに拘束されることだけは避けたいクラピカは、国王軍を呼ばれずになんとか講習を続行する方法を考えます。
ハンター協会員ベレレインテ
そんなクラピカを助けたのが、ハンター協会員で第13王子警護のベレレインテです。
ベレレインテは前回、1013号室を退出した後、部屋の中の人間が見えなくなったことを確認した男です。
ベレレインテは講習の時間は2〜3時間で、さらに3つのグループに分けたのだから行動を共にすればこの手の術者は手を出せないと言います。
そして、そもそも敵地で小便ってのがウカツ過ぎると、すごく真っ当な意見を述べます。
ベレレインテの言葉で講習を続けることができるようになったクラピカは、ベレレインテを別室に呼び感謝します。
ベレレインテはクラピカに助けてもらいたいことがあり、そのためにビルを10分程貸してほしいと話します。
ここでベレレインテがクラピカに内容を伝えるのですが、その間、BW号の外観が登場します。
そういえば、BW号の外観てすごくほのぼのとした姿ですよね。
この中では既に何人も人が死んでるわけですが、この外観とのギャップがたまらないですw
ベレレインテは、1013号室の中の人間に情報を伝えたいが、扉の前で大声で一人言を言うのは目立つため、ビルと相談している体で情報を発信したいと提案します。
できるだけ時間を稼ぎ多くの王子を助ける、そのためにも講習の継続は必要で自分はこちらに残ると言うベレレインテに、クラピカはビルの貸し出しを承諾します。
実際に1013号室の前で立ち話をするベレレインテとビル。
確かに自然ですね。
そしてビルが役に立ってよかった。
最近ビルの活躍がなかったのでちょっと嬉しいと思ってました。
たとえ念能力とか全く関係ない誰でもできる仕事だとしてもw
第10王子カチョウのモスキート音
第10王子カチョウはセンリツを呼び、勉強を手伝って欲しいと言います。
口では相変わらずのツンデレぶりを見せてますが、モスキート音を使ってモールス信号をセンリツに送るカチョウ。
カチョウは怒ったそぶりでセンリツに「もう行って!」と怒鳴ります。
しかしモールス信号で
「キッチン タナ ヒダリスミ シタ オク」
とセンリツにメッセージを送るカチョウ。
センリツがキッチン棚の左隅下の奥を確認すると、モスキート音のおもちゃが。
おもちゃの説明文には「モスキート音で大人に聞かれずナイショ話」とあります。
モスキート音のおもちゃを手にしたセンリツは、カチョウが生き延びるために懸命に考えていることを知ります。
そして絶対に助けると強く心に誓うセンリツ。
カチョウとセンリツいいですね。
センリツが静かに熱く決意しているシーンが最高です。
第3王子チョウライの守護霊獣は具現化系
第3王子チョウライの守護霊獣。
口から突然コインを落としたあの守護霊獣です。
376話ではチョウライの守護霊獣が具現化系であることが判明します。
具現化系複合型の能力で、句数の条件により複数の能力が発動です。
コインの所有者が条件を満たすことで様々な能力が発現される。
全く意味がわからないw
チョウライも話してますが、何もわからないのと同義ですw
第11王子フウゲツの扉
カチョウの部屋へ通じる扉を出したフウゲツ。
4日目の深夜に扉が現れたことで、1日1回扉が現れることを知ります。
ただ、まだまだ不明な点が多く、376話の一瞬でフウゲツが考えたことは
- 本当に1日1回なのか
- 日付が変わればなのか24時間後なのか
- どこまで行けるのか
- 何人でも通れるのか
- 他の場所でも扉は現れるのか
- 行きと帰りで場所の変更は可能か
- 扉が現れてからどのくらい待てるのか
- 1度扉から出たら戻れるのか
- トンネルの途中で引き返せるのか
- トンネルの中で行き先の変更は可能か
大人しくて頼りない印象のフウゲツですが、頭がキレることが判明しました。
フウゲツはこれらのことを確認するため、1回も無駄にできないと考えます。
そして様々試しながら自分がカチョウを助けると決意します。
第4王子ツェリードニヒの念は具現化系!?
自分の私設兵が死亡したツェリードニヒ。
このまま講習に参加し続けるかどうかの判断を仰がれますが、報告に来た私設兵の意見を聞きます。
私設兵は、念能力のない者が単体で狙われているが、標的にされること自体を回避することはできるのと、念の修得に2週間と期限を明確に定めていることから、真偽はどうあれそこまでは続けるべきと言います。
ツェリードニヒは概ね同意だが、続ける場合の覚悟はあるかと尋ねます。
念能力者には人を操るタイプもいると言い、教える行為が人を操作する能力を発動させる必要条件かもしれないと。
このまま続けた場合、講習の最終日に戻った私設兵の正常を証明する土産が必要だとツェリードニヒは言います。
私設兵はツェリードニヒの言葉を理解した上で、続ける決断をします。
あらゆる想定の深さと早さが既に自分を上回っていると、ツェリードニヒに脅威を感じるテータ。
そしてツェリードニヒの守護霊獣からつけられた自身の頬の傷も、何らかの必要条件だと考えます。
ツェリードニヒはテータに”水見式”がもうできるのではないかと聞きます。
口では「まだ」とテータは言いますが、心の中では早めにツェリードニヒの系統がわかれば対策が立てやすいと考えます。
自分の才能はエグいから大丈夫だと答えるツェリードニヒに、「私は反対しましたからね」と釘を刺し、水見式を行うツェリードニヒですが
笑えない結果になりましたw
そして相当臭いようですw
自分の念能力が何なのかテータに聞くツェリードニヒですが、テータも見たことがないと回答します。
特質系ではあるが、とにかく凶々しいことだけは確かだと感じるテータ。
まとめ
376話でツェリードニヒの念能力が特質系であることが判明しましたが、やばそうな雰囲気ですね。
特質系で代表的なキャラといえばクロロと緋の眼発動時のクラピカです。
条件や制約などはありますが、一定の条件下では二人の戦闘能力は相当高いです。
ツェリードニヒが特質系であることから、かなり戦闘能力の高いキャラになるのではと思われます。
そしてあの凶々しさがより不気味さを増しています。
ハンターハンター377話のネタバレはこちらです。
>【ハンターハンター】377話ネタバレ!イルミが幻影旅団に加入していた