轟焦凍とヴィラン連合の荼毘ですが、ネット上では二人は兄弟では?との噂が出ています。
そこで考察Labでも二人の関係を考察しました。その結果、これは轟焦凍と荼毘の二人の関係というより、轟家の血が大きく関係しているのではとの結論となりました。
今回は、轟焦凍と荼毘の兄弟説と轟家との関係を考察します。
轟焦凍の兄弟説
轟焦凍と荼毘が兄弟と思われる6つの根拠を紹介します。
エンデヴァーの発言
轟の父親「エンデヴァー」は以前このような発言をしています。
「兄さんらとは違う、最高傑作」このことから轟には兄がいることが判明します。轟の回想シーンでも実際に兄弟が登場しています。

二人の個性
轟焦凍の個性は氷と炎です。
そして荼毘の個性はまだ判明していませんが、荼毘が個性で炎のようなものを出している描写があります。
轟は父エンデヴァーの血を引き継ぎ炎が使えます。もし荼毘の個性が炎であるならエンデヴァーの血を継いだ可能性がありますね。
荼毘の意味
荼毘の名前は本名ではありません。
本名については「出すべき時になったら出す」と語っています。ちなみに荼毘の意味は
死体を焼いて弔うこと。火葬。
炎を連想させますよね。
火傷の痕
轟焦凍の顔の左側には火傷の痕があります。
公式プロフィールでは
火傷のことには触れられていませんが、個性を使い続けることのリスクが記載されています。もしかすると、炎を長時間断続的に使い続けたことによるものかもしれません。
また、個性は身体機能の一つのため「限度」があり、轟の個性にも限度があると爆豪は語っています。

さらに個性の限度に関してデクはより具体的に話しています。

つまり轟の場合は冷気に耐えられる限度があるということです。しかしこの耐えられる限度は左側の熱で溶かせば解決できると。
このことから、轟は過去に炎を長時間断続的に使い、自身の耐えられる限度を超えてしまった。
当時は右側の氷の個性を使いこなせていなかったなど、何らかの理由で炎を消すことができなかった。または間に合わなかったのではと予想します。
そして荼毘にも大きな傷があります。
傷というか皮膚と皮膚を繋ぎ合わせて変色しているような印象です。
焼け焦げたように変色した皮膚を体中でつなぎ合わせた姿
に見えないこともないですね。
瞳と髪の色
轟家の瞳と髪の色には特徴があります。まずはエンデヴァーの瞳の色です。
ちょっとわかりづらいのですがエメラルドグリーンのような色をしています。そして髪の色は赤茶色です。
轟焦凍の瞳を確認すると、炎を出せる左目はやはりエメラルドグリーンです。髪の色は左側が赤茶色です。間違いなくエンデヴァーの息子というのがわかりますねw
次は轟焦凍の姉になります。こちらの画像は5巻裏のカバー袖に描かれているものになります。
瞳の色はやはりエメラルドグリーンです。髪の色は白がベースで赤茶色がメッシュのように入ってます。轟焦凍の髪も右側が白色なので母親の血と思われます。
最後は荼毘です。76話のカラーの扉絵をご覧ください。わかりづらいのですが瞳の色がエメラルドグリーンに見えます。
髪の色は黒ですが髪の色は一番変色させやすいので、自毛は赤茶色の可能性もあります。
荼毘のセリフ
82話で轟と荼毘は初対面のはずですが、荼毘は轟焦凍を知っているような言葉を残します。
轟は誰だかわかっていない様子ですが、仮に兄だとしても、あれだけ皮膚と皮膚を繋ぎ合わせて変色した顔だとわからないと思いますがw
轟家の血
轟焦凍とヴィラン連合の荼毘が兄弟だとしたら、二人の関係というより、轟家と荼毘の関係の方が重要になりそうです。おそらく轟家の血が深く関わっているのではないでしょうか。
轟の回想シーンで子供の轟焦凍が母親に、お母さんをいじめるお父さんのようになりたくないと話しています。その言葉に対して母親は強く想う「将来(ビジョン)」があるなら

血に囚われる必要はないと伝えています。

そしてなりたい自分になっていいと。

しかし、その後母親は限界を迎えます。

そして育ててはいけないと。

これは轟焦凍の回想シーンです。子供の轟焦凍は自分のことを言われていると思ったのでしょうが、この母親のセリフは本当に轟のことなのでしょうか?
さらに母親のセリフで登場する「あの人に似てくる」の「あの人」とは、本当にエンデヴァーのことなのでしょうか。
個人的にはエンデヴァーがそんなに悪い人間に思えないんですよね。
つまり、母親が話した「あの人」とは、エンデヴァーではなく、祖父や先祖など轟家代々の血のことで、「育てちゃダメ」は轟焦凍ではなく兄達のことではないでしょうか。
代々轟家に生まれたものは、炎の力を使った運命が決められていて、「将来(ビジョン)」を持つことは許されない。もしくは持つこともない。
だけど轟焦凍はオールマイトを見てヒーローに憧れ、強く想う「将来(ビジョン)」を持ったから、血に囚われることなく、なりたい自分になっていいと伝えられた。
そしてエンデヴァーはこの「轟家の血」を壊したい、血を断ちたくて最高傑作の轟焦凍を作った。それがエンデヴァーの野望だったらカッコいいなとw

エンデヴァーはオールマイトを超えることを目標とし、轟焦凍にもオールマイトを超える義務があると話しています。

これは轟家の血を絶やすためには、ヒーローとしてNo.1になることが条件なのか、オールマイト以上の力を手に入れる必要があるのか。
轟焦凍の回想シーンで登場したこの描写。

「お前とは違う世界」とは、轟焦凍に兄達と同じ道、轟家の血に囚われた生き方をして欲しくない、との願いからだったのではと。
一番右のコマにいる祖母らしき人物が黒幕では・・・。
ステインの思想
荼毘はステインの思想に心酔しています。
また、組織に大義があるのかも気にしていました。
もし荼毘が轟家の人間なら、思想も大義もなく「轟家の血」というだけで、運命が決まっていることへの反発だったら、荼毘がステインの思想に心酔する気持ちが納得できます。
そして現在の通り名「荼毘」
意味は火葬。もしかすると荼毘も轟家の血を火葬するのが目的で、この通り名を使っているのかもしれません。
轟焦凍と対面した時のセリフ
「哀しいなあ」
轟家の血を絶えさせる氷の個性がありながら、それを活かせていない轟焦凍への気持ちを伝えたのではと予想します。
悪のカリスマ「ステイン」に関してはこちらの記事でまとめています。
まとめ
相当大胆な考察をしてみました^^
才能がある主要キャラが、自分の血に翻弄されながら兄と戦い、一族の瞳に特徴がある。どっかで聞いた設定だと思ったら、ナルトのサスケを思い出しましたw
今回の考察をさらに発展させるなら、あのエメラルドグリーンの瞳がもっと重要になってくると面白んですけどね。
例えば、大切な人の死を体験するほどの精神状態になった時に開眼するとか。
うーん、どっかで聞いたことのある設定だw
ヒロアカ187話で遂に轟の兄・夏雄が登場!
轟の火傷は母親に煮湯をかけられたからだと、体育祭の時に本人が話してますよ。
コメントとご指摘ありがとうございます。
こちらのセリフですよね。
「お前の左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた
個人的には、”煮え湯を飲まされる”と同じ意味で「信頼している相手や身内から裏切られる」ことかと解釈してました。
「飼い犬に手を噛まれる」みたいなw
次のページではデクが「ゾッ」っとしてるので、やはり本当に浴びせたって意味ですかね。
加えて「お前とは違う世界」はヒーローとしての覇道(打倒オールマイト)に専念しろという意味合いであって、個性に期待のできない兄さんたちには興味がないという意味ですよ。血に縛られた生き方(打倒オールマイト)はエンデヴァーが焦凍に強いているものであって、兄達には期待できないのでどうでもいいという意味ですよ。兄たちが血に縛られているわけではないです。
その後轟が包帯巻いていますし、エンデヴァーが轟に向かって「(母親は)お前に危害を加えたから病院に入れた」と言ってますのでお湯をかけられたことは明白かと…
それに「育てちゃダメなの…」の前のコマで「焦凍の…」と名指ししてますよ。