ビッグマム編でサンジの過去が明らかになりました。
サンジに関してはノースブルーの出身で、海で遭難した後はゼフのもとで働いていたことしかわかりませんでした。
そしてサンジといえば、女を蹴らないなどの度を超えて優しい姿が気になっていましたが、今回はサンジの名言とあわせてサンジの優しさや女を蹴らない理由を考察していきます。
サンジの優しさ
サンジが女性に優しいのは有名ですが、実はサンジ、初登場から優しかったです。情けも容赦もないことから「鬼神」と言われるギンが、サンジの優しさに涙します。
サンジにはオールブルーを見つける夢があります。
ルフィから海賊に誘われますが、オーナーゼフへの恩返しのため店に残ることを選びます。
しかし、ルフィにオールブルーのことを話している顔を見ると、本当は一緒に行きたいのがわかります。
そんなサンジの気持ちを察して、サンジを騙す形で見送るゼフ。そしてゼフの「風邪引くなよ」の言葉に感謝するサンジ。なんだかんだ言っても恩人への感謝を忘れないサンジ。
くそお世話になりました!!!
名言ですよね。そしてサンジ男前です^^
麦わらの一味となってからもサンジの優しさは変わりません。特に仲間と女性が絡む時のサンジの優しさは尋常ではありません。
まだ仲間になる前のフランキーに対し、ウソップが世話になったと報復の蹴りを浴びせます。
ロビンの救出では船長命令でも止まる気はないと真っ先に飛び出しました。
おれは 止まる気はねェんで!!!
ビッグマム編ではサンジの父親と兄弟が登場します。仲間と恩人ゼフをビッグマムから守るため悪態をつきます。
さらにはルフィとの決闘にまで発展。
しかし本心は麦わらの一味に戻りたいということでした。
サニー号に・・・帰り゛たい゛・・・!!!!
サンジは女性からどんな扱いをされても絶対に信じます。ドレスローザでヴァイオレットの涙は演技だったと判明し、サンジをボコボコにしますが、サンジはヴァイオレットを疑いません。
おれは女の涙を疑わねェっ!!!!
その結果、涙は演技ではないことが判明します。
チョッパーがロビンとの別れ際を回想し、自分たちのことが嫌いになってしまったのかと心配します。ここでもサンジの名言が飛び出します。
“女のウソ”は 許すのが男だ
女性を信じ抜くサンジですが、意外と信じた通りになってますよね。
プリンの涙
ビッグマム編でサンジの結婚相手となったプリン。実はビッグマムの娘であることが判明します。
サンジもプリンの本性を知ることとなります。
全てを知ったサンジですが、それでもプリンの可愛さに負けてメロメロになります。そんなサンジに表と裏の顔が酷すぎるプリンw

そして結婚式が始まりますが、サンジは完全にプリンにメロメロです。
プリンが自分を結婚式で殺す予定なのを知っているにも関わらず、最高の笑顔を見せるサンジにベッジは「なんて演技力だ」と驚きます。

理由は演技じゃないからですw
プリンは過去に「醜い三つ目」が理由で辛い思いをしてきました。

結婚式ではサンジを殺そうとした時に「醜い」三つ目を見せます。三つ目を見て驚くと思っていたプリンですが、サンジからは意外な言葉が返ってきます。
なんて・・・美しい瞳だ・・・

自分は三つ目の醜い化け物と思っていたプリンは、サンジから美しい瞳と言われ泣き出します。

度を超えたサンジの優しさでプリンが救われた瞬間です。優しさなのか女好きなのかあやふやなところではありますがw
度を超えて優しい理由
サンジが度を超えて優しい理由の一つは母親の影響です。ジェノマの失敗作として父親と兄弟達から酷い仕打ちを受けてきたサンジ。

よわく生まれてごめんなざい・・・!!
助けて!!!お父さん助けて!!!おどうさーん!!
しかし母親はいつもサンジの味方でした。
そして凄く綺麗です。サンジの子供の頃も可愛いです。
サンジはレイジュから他の兄弟には感情がないことを知らされます。ただし、レイジュの体は兄弟と同じ「改造」をされていますが、心はサンジ同様失ってはいませんでした。
改造により感情を無くしていく子供達。そんな子供達の中で、感情を残しているサンジを母親は必死で守ります。サンジは死んだ母の意思を継いでいるから誰よりも優しいとレイジュは言います。
確かにサンジは優しいのですが、その優しは度を超えています。子供の頃にあれだけ酷い仕打ちをした父親や兄弟を助けるサンジ。

その度を超えた優しさには姉レイジュも呆れるほどでした。しかしサンジの優しさに一族の血にまだ “良心” が残っていたことを知り、「救われた」とレイジュはサンジへ微笑みます。

サンジの父・ジャッジと兄弟は、ベッジ達がビッグマムから逃げるための時間を稼ごうとします。

しかしビッグマム海賊団の戦闘力の前に苦戦をしいられます。この時もサンジはベッジの体から飛び出し、やはり家族を助けに行きます。

相変わらず度を超えて優しいサンジですが、ルフィがなぜ飛び出したのかは不明ですw
単純にビッグマムが気に入らなくて、一発殴りたいだけのような気もしますが・・・。
女を蹴らない理由
そしてサンジといえば
女を蹴らない
その徹底ぶりは、たとえ死んでも女は蹴らん!!とサンジ自身が語っています。
絶対に女を蹴らない理由は、母の血を継いだサンジの優しさと、サンジの育ての親であるゼフの影響が大きいです。
サンジの回想シーンでは、男は女を蹴るなとゼフに怒られるシーンがあります。サンジのタンコブを見ると相当怒られたのがわかります。
今のサンジからは考えられませんが、サンジが女を蹴って怒られたのでしょうか?どういった経緯で怒られたのかが気になります。
さらにゼフは、サンジが男の道を踏み外した時は、自分も首を切ると言います。そしてそれが「親の落とし前」だと。最後にサンジに「俺の嫌いな人間にはなるな」と伝えるゼフ。
サンジの「女を蹴らない」という思想は、元々サンジが持っていた優しとゼフに育てられた影響の二つから生まれたサンジの騎士道なのでしょうね。
サンジの思想
サンジの思想に関しては、839話でサンジ自身が語っています。
“食”に敬意を払えねェバカも!!
女に手を上げる男も!!!
部下を人とも思わねェ王族の驕りも!!
お前達の全てがおれの思想に反する!!!
サンジはコックということもありますが、食べ物を粗末にする人間には厳しいです。そして相手が誰であろうと腹を空かせた人を放っておけないのがサンジです。
これはサンジ自身が幼い頃に遭難した経験から、食べ物の大切さを学んだのでしょう。
さらに「部下を人とも思わない」もサンジの思想に反します。
サンジはこれまで仲間のために自己犠牲の精神を貫いてきました。ビッグマム編でルフィに諦めさせようと思ったのも、オールブルーの夢を諦めて、自分が結婚をすれば誰も傷つかないと考えたからです。
この思想も母親の優しさと、ゼフの影響が大きいです。
ゼフとサンジが遭難した際、ゼフはサンジに食料を全て与え、ゼフは自分の足を食べるという自己犠牲をサンジに見せました。
そしてゼフもサンジと同じようにオールブルーの夢を持っていました。
サンジは父親ジャッジから、憎き仇の自分達をなぜ助けたのか聞かれます。その時サンジは「父親が悲しむ」と答えます。
この父親とはもちろんゼフのことで、ゼフに顔向けできないような生き方は俺はしないと力強く答えます。

このセリフからも、サンジにとってゼフの存在がいかに大きいかがわかります。
まとめ
度を超えて優しいサンジ。その理由は母親の優しさとゼフの思想を継いだことによるものがわかりますね。
基本的には麦わらの一味はみんな優しいです。優しいというか人の道を外さないといった方が正しいでしょうか。そんな中でもサンジの優しさは別格ですね。
そしてその優しさにより救われる人間、特に女性が多いのも事実だったりします。
ただの優しい男で終わらないところにサンジの魅力がありますよね^^