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【キングダム】648話ネタバレ
キングダム648話のネタバレになります。
呂不韋(りょふい)のもとに人が集まり、不穏な動きがあると報告する肆氏(しし)
それを聞いた嬴政(えいせい)は、直接、会って話してくると言いますが・・・。
前回のキングダム647話のネタバレはコチラになります。
>【キングダム】647話ネタバレ!李牧が司馬尚のもとへ向かい復帰を狙う
嬴政(えいせい)と呂不韋(りょふい)が再会
後日、嬴政(えいせい)を呂不韋(りょふい)がいる河南(かなん)へ行かせるわけにはいかないと肆氏(しし)は言い、昌文君(しょうぶんくん)も、朝廷会議のあとに説得しなくてはと言います。
しかし、会議には誰も来ておらず、準備もされていません。
昨夜、嬴政(えいせい)から「会議は延期」との連絡があったと侍者から聞き、驚く昌文君と肆氏。
河南で、呂不韋と再会する嬴政。
互いの信念をぶつけ合った蘄年宮(きねんきゅう)から三年が経過しています。
呂不韋は髭を触りながら、「お久しゅうございますなぁ、大王様」と挨拶をします。
嬴政の体調を心配する呂不韋。
「少し、お顔が疲れておられますか、大王様」
「まぁ無理もない、去年の鄴(ぎょう)攻略は魂魄(こんぱく)をさぞかしすり減らしたことでしょう」
「それにこれから手をつけねばならぬ邯鄲(かんたん)攻略は、それ以上の難戦となるのは必至ですからのぉ」
嬴政は呂不韋に言います。
「お前は変わってないな呂不韋」
「変わっていない目をしている、あの時と同じ、蘄年宮(きねんきゅう)で俺に負けを認めたままの目をしている」
呂不韋は、「本当に、そうですかな?」と聞き、嬴政は、「ああ、俺はその目を確かめるために足を運んだ」と答えます。
呂不韋は嬴政に言います。
「相変わらず大胆なお方だ、大王がここに居ると、他に知れるだけで命が危ういというのに」
嬴政は答えます。
「別に一人で来たわけではない、強力な護衛を連れて来ている」
「ただ、思った通りそれも必要ではなかったようだ」
呂不韋は笑いながら言います。
「そんなに私を信頼して下さっていたとは」
嬴政(えいせい)を抱きしめる呂不韋(りょふい)
向かい合っていた二人ですが、嬴政(えいせい)は呂不韋(りょふい)の隣へ行き言います。
「くだらぬ化かし合いはもういい、なぜこんなことになっている、河南(かなん)のこの動きを咸陽(かんよう)が見逃さぬことは、お前も分かっていたはずだ」
「この大事な時に内乱など有り得ぬ、今すぐお前の命を断てという声すら上がっているのだぞ」
呂不韋は、「ほーそれは恐ろしい、その苛烈さ、肆氏(しし)あたりですかな?」と髭を触りながら答えます。
嬴政は、「早急に河南(かなん)の不穏の徒を押さえ込め」と言いますが、「随分と簡単におっしゃる」と呂不韋。
呂不韋は言います。
「私が大人しくせいと言えば、それで鎮まるとお思いなら大間違いだ」
「咸陽(かんよう)は私が連中をたきつけていると思っているかも知れぬが、逆にこれでも随分と押さえているところだ」
「それでも人が人を呼び、そして秘めたる怨念を返すときのための準備をしている」
「終わったと思っても終わっていない、かつての内乱の平定ですら思う以上に難しいということです」
「これが”中華”となれば、やはり想像を絶しますぞ」
嬴政は呂不韋に言います。
「今はこの河南の話をしに来ている、ここはお前の城だ、お前が平定しろ」
呂不韋は、「そこまでする義理はありませんなぁ」と答え、さらに嬴政に言います。
「性懲(しょうこ)りもなく反乱の徒が湧いて集まる原因は、私にではなく、あなたに問題があるのです、大王」
「何?」と、嬴政。
呂不韋は話を続けます。
「はっきり言って、肆氏(しし)の方が正しい、私に会おうと誘い出して、刺客を送ればよかったのです」
「もっと言うならば、嫪毐(ろうあい)反乱の時、どうせ反乱の徒の”依り代(よりしろ)”となるであろう私のことを、死刑にすべきだった」
「あなたは優しすぎるのです、大王」
無言の嬴政に、呂不韋は言います。
「しかし・・・ま、そんな大王であるからこそ勝者として今、この私の前にいらっしゃるのですが、ハッハ、難しいものですなぁ」
「しかし、本当に覚えておいて下され、その優しさは大王様の武器でもあるが、先々、唯一の弱点と成り得ますぞ」
「夢々お忘れにならぬように、これが呂不韋の最初で最後の進言です」
嬴政は(最後の?)と疑問をいだきますが、呂不韋は話を続けます。
「実はずっと気になっていることがあるのですが、嫪毐(ろうあい)反乱の折、蘄年宮(きねんきゅう)での二人の舌戦、あれは・・・あれは本当に私の負けだったのでしょうか」
「よくよく考えると、やはり私の言ったことの方が正しいと思うのですが」
「もしそうでなく、大王のほうが正しいと言うのなら、それを証明するには中華統一をし、本当に争いのない世界、これを作ることです」
「その時初めて私の負けが確定いたします」
嬴政は、「分かっている」と答えます。
呂不韋は嬴政に聞きます。
「今も、人の正体は”光”だと信じていますか?」
嬴政は即答します
「もちろんだ」
突然、呂不韋は嬴政を抱きしめ、「では、心からご武運を祈っております」と伝え、驚いた表情を見せる嬴政。
呂不韋は嬴政から離れ、帰り際に伝えます。
「もうお帰り下さい、河南(かなん)は私が責任をもって鎮めます故」
「私はこの河南の外に出れば死罪となるため叶いませんが、惜しむらくは、あなた様の中華統一の様(さま)、そして作られるであろう新世界をこの両の目で見て回りたかった」
「ハッハ、致し方ない、では大王様、失礼致します」
呂不韋(りょふい)死亡!?
河南(かなん)は責任をもって鎮めると言った呂不韋(りょふい)でしたが、嬴政(えいせい)が咸陽(かんよう)に戻り、ひと月たっても呂不韋は行動せず、河南の不穏な勢力は拡大する一方でした。
見過ごせなくなった咸陽は、呂不韋から封地「河南」とその財、全てを取り上げる決定を下し、その命を呂不韋へ送りました。
呂不韋が拒否すれば軍を動かし、内戦となりますが、河南から来た伝令の言葉は、皆の予期せぬものでした。
「始皇12年(紀元前235年)、呂不韋(りょふい)が死に、ひそかに葬られた」(史記本紀(しきほんぎ)より)
「史記呂不韋列伝」の方には、鴆毒(ちんどく)という毒を飲んで自害したと記されているとのこと。
知らせを聞いた文官達は驚き、嬴政(えいせい)も思わず王座から立ち上がります。
その後、力無く王座に座り、「呂不韋・・・」と悲しみます。
雪の中、一台の馬車が走っています。
馬車の中は見えませんが、中からは呂不韋と侍女達の声が。
侍女
「外に出るのに何とも大がかりなことをされましたねぇ」
呂不韋
「ただの外出ではない、そなたらと放浪の旅だ、あのくらいせねば何かと面倒であろうが」
侍女
「でも、死体が別人とすぐ分かるのでは?」
呂不韋
「ばれるくらいでよい、大王は分かって下さる」
侍女
「本当かしら(クスッ)」
侍女
「これからどうするのですか?」
呂不韋
「んー?中華中を旅して大王のお手並みを拝見してやろうかのぉ」
侍女
「えー何かつまらなそう」
侍女
「私達、貧乏は嫌ですー」
呂不韋
「ハッハッハ、貧乏もたまにはよいぞぉ」
侍女
「嫌ですー」
今週のヤンジャンは合併号のため来週の発売はありません。
キングダムは翌週も休載になるため、次回は8/6掲載になります。
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キングダム648話の感想
呂不韋(りょふい)が反乱を起こすのかと思いきや、まさかの自害で河南を鎮めました。
呂不韋のことを信じていた嬴政(えいせい)、呂不韋も最後は嬴政を抱きしめ、さらに嬴政のために自害。
呂不韋が普通に良い奴に見えてしまいました。
なんだかんだ、嬴政のことを認めている、好きになってるやんって感じでした。
最後の雪の中の描写は、本当に呂不韋が死に、旅立ったことを示唆したものなのか、それとも実は生きていることを示唆したものか、どちらともとれますが、個人的には生きてるんじゃないかなと。
むしろ生きていて欲しいというのが正直なところです。
他国に生まれ、商人の身から相国(しょうこく)にまで上り詰めた傑者、ただでは死なないというか、しぶとく生きていそうな気がします。
とはいえ、漫画キングダムには今後は登場しないと思われるので、これが最後と思うと寂しい気持ちはありますけどね。
キングダム649話のネタバレはコチラになります。
(8/6更新)