進撃の巨人96話のネタバレです。
95話で無垢の巨人(ユミル)に突然襲われマルセルが食われます。

96話は全てライナーの回想となり、マルセルが食べられた後から第104期訓練兵団に入団するところまでです。
今は亡きベルトルトと、未だに眠ったままのアニがメインで登場します。
始祖奪還計画を続行
無垢の巨人(ユミル)に襲われマルセルが食われ、その場から逃げ出したライナーは、ベルトルトとアニがいないことに気づきます。
自分を庇って食べられたマルセル、ベルトルトとアニも巨人に食われたと思い自責の念にかられます。
先に逃げたライナーにベルトルトとアニが追いつき、アニはライナーに蹴りを入れます。

アニは息を切らしながら、長距離走でライナーに負けたのは初めてだと言います。
アニは、すぐにマルセルを食べた巨人を押さえておけば、顎の巨人を失わずに済んだのに、ライナー達が逃げたことで自分も混乱したと後悔します。
マルセルの指揮がなくては始祖奪還計画は果たせないため、どこかで人間に戻ってる顎の巨人を探して帰ろうとするアニ。
ベルトルトもアニに続きますが、ライナーは母親の顔を思い出し二人を呼び止めます。そして始祖奪還計画を続行する二人に言います。

その言葉を聞いたアニは、このまま帰ればライナーは失態で「鎧」を剥奪され次の戦士に食われるが、私の知ったことではないと。
ライナーは「3人とも逃げた」責任を自分だけが問われるのか?自分達だけは粛清されないと確信を持てるのか?と問います。
さらに顎の巨人を回収しようにも、巨人の力を使われたら「車力の巨人」の走力ではないと捕まえられない。
下手に「顎」を追って巨人の力を使い果たせば、無垢の巨人に食べられる。このままマーレに失態だけ持ち帰っても自分達はおしまい。再び故郷に戻るには、始祖を獲得しなくては帰れないとライナー。
その冷静さの百分の一でも発揮してくれれば、顎の巨人もマルセルも失わずに済んだとアニは言います。
そしてライナーを蹴り上げ、ライナーがマガト隊長に「全て自分の責任です」と言えと。

さらに蹴り続けるアニ。

罪を被って死ねと最後の蹴りを入れるアニ。

ライナーのライフは0になったかと思われましたが、立ち上がるライナー。

アニに飛びかかり後ろから首を締め、マルセルが必要なら自分がマルセルになるから、みんなで故郷に帰ろうと言います。

ウォールマリアの壁を破壊
女型の巨人の叫びで、無垢の巨人を引き連れウォールマリアへ向かうライナー達。

本来は顎の巨人と交代で走る道のりを、アニは一人で走り続けました。体力の限界を超えてたアニに無垢の巨人達が追いつきそうな時、ベルトルトがウォールマリアの壁を見つけます。
急いでアニと交代するライナー。

ウォールマリアの壁を破壊し巨人侵入の混乱に乗じて住民に紛れ込む。そしてフリッツ王の出方を見て「始祖」への手がかりを探る。
ライナーは壁の破壊をベルトルトに託します。
ウォールマリアの壁の前で超大型巨人になったベルトルトは、壁の上からエレン、アルミン、ミカサの3人と目が合います。

そして壁を破壊するベルトルト。

人間に戻ったベルトルトのそばをカルライーターが近づきます。

ベルトルトが食べられると思ったライナーは急いで助けに行きますが、カルライーターはベルトルトに興味を示さず穴からウォールマリアへ入って行きます。
ベルトルトもなぜ食べられなかったのか不思議そうにしていますが、ライナーはベルトルトを捕まえ壁を登ります。そして壁の上にベルトルトとアニを避難させます。
鎧の巨人でウォールマリアに突入するライナー。

巨人侵入の混乱に乗じてウォールマリアの住民に紛れ込んだライナー、ベルトルト、アニ。

ライナーは本当の戦士になることを誓います。
人類を救うため兵士に
壁を破壊して2年が経過。
この2年間、王都に行き来できる女型の巨人が情報収集し、フリッツ王が影武者であることを知ったライナー達。
本物の壁の王に通じる方法を模索し、ライナーは兵士になって中央憲兵に接近する方法を提案します。

アニは自分達に残された時間は10年で、その10年を兵士ごっこに費やすのかと否定的です。
それよりも壁の王が「不戦の契り」で縛られているのなら、ウォールローゼもウォールシーナも破壊して、さっさをケリをつければいいと言います。
確かにそうなれば「始祖の巨人」が姿を見せるかもしれないが、一度「始祖」が叫べば全てがひっくり返される。人類の運命は自分達の手にかかっているとライナー。

時間がかかっても進むしかない。それが自分達がここにいる意味だとライナーは言います。
そしてライナー、ベルトルト、アニは人類を救うため第104期訓練兵団に入団します。

まとめ
ライナー側から見た進撃の巨人のストーリーですね。
訓練兵団に入団した際には「人類を救うため」と力強く答えるライナーですが、この「人類」とはエレン達とは真逆を指しているわけですよね。
調査兵団時代の最後の方で、ライナーは人格障害を起こしていました。
戦士の自分と兵士の自分。
こうしてライナーの回想を読むと、人格障害になるのも頷けます。そして再び始祖奪還計画のためこの島に来ようとするライナー。

おそらく次回もライナーの回想が続くと思われますが、読めば読むほどこの島に戻りたくないライナーに同情してしまいます。
そしてベルトルトとアニが懐かしかったです。