【キングダム】606話ネタバレ!王翦が李牧を認める

キングダム606話のネタバレになります。

前回、李牧(りぼく)の戦術の前に苦戦を強いられた王翦(おうせん)軍でしたが、王翦自らが先頭に立ち、本軍一万を出してきました。

何をするのか注目が集まる中、布陣をせずそのまま前進するだけの王翦。

一体何を考えている!?

カラクリは”起こり”

敵を目の前にして陣形展開をせずそのまま前進する王翦本軍。

相手は陣組を完成しているが、王翦が一体何を考えているのかわからない王翦軍の兵士達。

 

倉央(そうおう)

(どういうことだ・・・ここから陣組が間に合うのか・・・そともまさか本当にこのまま・・・)

 

田里弥(でんりみ)

(いや、歩兵の足が遅まった・・・やはり何かある)

 

王翦軍の行軍がおそくなったことに、趙(ちょう)軍兵士たちも何か仕掛けるのかと警戒します。

 

傅抵(ふてい)

(へー面白いな王翦、そこから何が出る、見せてみろってんだ)

 

趙軍兵士

「・・・カイネ、本当にここから何か出来るのか、もう最前列は目の前だぞ」

 

カイネ

「・・・・・」

 

両軍が対峙し、本当にそのままぶつかる王翦軍。

これには皆が驚きます。

 

倉央

「バカな・・・」

 

傅抵・カイネ

「!?」

 

李牧

「・・・王翦・・・・」

 

田里弥

(無理だ、李牧の軍は乱戦の中で謎の戦術を使い、各所で圧勝してくる)

(まともに戦り合っては王翦様の兵と言えど勝ち目はない)

 

しかし、実際には王翦軍と趙軍はほぼ互角。

 

田里弥

(なぜだ・・・なぜ李牧兵は戦術を発動しない!?)

(ここまで複雑な動きを見せ続けていたのに、なぜ急に単純に戦う・・・)

(しかも王翦兵の戦い方は何だ、前がやられたら次が出てくるというだけの・・・単純どころではない)

(あんな戦い方では普通の軍にすら敗れる)

 

倉央

(だが、何故か今は互角・・・)

 

しばらく考える田里弥と倉央ですが、ここであることに気づきます。

 

田里弥・倉央

(”何もしていないから”互角なのか!?)

 

わずかな時間で李牧の戦術を見抜いた王翦に驚く趙軍。

 

驚いているのは趙軍だけではありません。

倉央

(李牧軍は全てこちらの動きに対しての反しをやっていた・・・さっきこちらが五十騎出した瞬間に敵五十騎が入って来た、あれは偶然ではなかったのだ)

(いや・・・ちょっと待て・・・)

(だがさっきのは”あまりに早すぎる”)

(五十騎出た空隙を見つけて狙って五十騎を送るにはあまりにも早い)

(・・・あれではまるで・・・)

 

王翦軍兵士達は王翦に聞きます。

兵士

「”起こり”・・・ですか?」

 

王翦

「ああ」

 

まだ理解できていない兵士に王翦は説明します。

 

王翦

「人は物をつかむ時、手を動かす」

「だがほぼ同時だがわずかに先に肩が動く、もっと言うと、対になる腰に先に力が発している」

「それが”起こり”だ」

「軍にもその”起こり”がある」

王翦が李牧を認める

王翦から軍にも”起こり”があると聞いた兵達は驚きます。

「!?」「え!?」

 

王翦

「武を極めると”起こり”を察知し相手の動きを読む、読めば敵の技は通じず、さらに返しの技を出せる」

 

兵士

「え!?でっでは、李牧兵はそれをっ・・・」

「いや・・・しかし、人と軍では同じとは・・・」

 

王翦

「軍の戦いでの”起こり”は確かに理屈では分からぬ、だがその”起こり”を感覚的に捉えて戦っている連中は昔からいる」

 

兵士

「え!?」

 

王翦

「”奴ら”は敵兵の表情や集団の重心やらからそれを読み取るという」

 

兵士

「・・・そ・・・それはまさか」

 

王翦

「ああ、本能型の武将だ」

 

兵士

「本能型・・・しっしかしっ、李牧は間違いなく知略型中の知略型の武将です、それがなぜ」

 

王翦

「五年前、合従軍の時、やつは一度戦っているのだ」

「本能型の極みにいた麃公(ひょうこう)と」

 

兵士

「えっ・・・しかし・・・だとしても・・・」

「え!?ま、まさか・・・」

 

王翦

「ああ、そのまさかだ」

「李牧はその一戦から本能型の戦いの仕組みを研究し読み解き、それを元々知略型だった自らの兵団に叩きこんだ」

「そうして奴は”知略”と”本能”を合わせ持つ、”異種混合軍”を作り上げたのだ」

 

兵士

「なっ」

 

王翦

「認めざるを得ぬな、李牧」

「私と同じ怪物と」

 

優勢から互角に戻された趙軍。

雷伯(らいはく)は考えます。

雷伯

(軍としての意志がない故、”起こり”も何もない、したがってこちらも同じくただ目前の敵と単純な突き合いとなり、戦果は五分五分に)

(だが、それならばこちらが戦術を使い赤子の手をひねればよいだけだ)

 

指示を出す雷伯

雷伯

「両翼攻め込め、第二第三隊も突撃だ」

 

雷伯軍が攻めに出ます。

すでに有利な陣を組んでいたので一気に崩せると期待が膨らむ趙軍。

王翦軍が上回る

王翦のもとへ状況が伝えられます。

兵士

「展開していた敵が来ます」

「左も・・・両翼が動いてきました」

「こちらは全軍、前の敵にしか対応していませぬ」

「王翦様、左翼へのご指示を」

 

倉央

(まずい、王翦様は今、あえて何もしない戦い方に・・・陣形など戦術的には無防備そのものだ)

 

王翦への報告は続きます。

兵士

「敵右翼さらに陣変形、錘(すい)形で来ます」

「左も同様です」

 

無言で戦況を眺めていた王翦が動きます。

王翦

「ほう・・・なるほどな」

 

各隊へ王翦の伝令が入ります。

伝令

「王翦様より伝令、敵左翼の脇の中間を狙えと」

「百騎で分断できると」

 

伝令

「王翦様より伝令、第三隊は敵右翼の突撃に逆らわず内側に押し込まれよと」

「第一隊が戻って敵の中間を討てと」

 

伝令

「王翦様より伝令、丁波(ていは)隊は晋項(しんこう)様と敵を挟撃せよ」

 

伝令

「王翦様より伝令、喬(きょう)歩兵団は反転し、入ってくる騎兵の腹を討て!」

 

この結果、王翦軍が上回る状況になり、信じられない様子の趙軍。

李牧

(”読んで”合わせにきたというのか、王翦)

 

王翦

「・・・意外と、”そういう見方”をすると分かるものだな、”起こり”とは」

 

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キングダム606話の感想

李牧が怪物でしたね。

知略中の知略型である李牧ですが、本能型を研究しものにする怪物っぷり。

しかし、それを見破り対応する王翦も怪物でした。

知略型の李牧だけでも勝つのが困難で、そこに本能型まで使われたらまず勝てないわけですが、全てを見破りさらに上回る勢いの王翦。

ヤバイですね。

この怪物同士の対決、面白すぎです。

 

キングダム607話のネタバレはコチラになります。

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