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【鬼滅の刃】読切ネタバレ
鬼滅の刃、特別読切のネタバレになります。
2020年5月18日で連載を終えた鬼滅の刃ですが、今回、特別読切が掲載されました。
内容は、10月16日公開の劇場版「無限列車編」にあわせて、炎柱・煉獄さんの初任務になります。
鬼滅の刃最終話のネタバレはコチラになります。
父・槇寿郎(しんじゅろう)の言葉
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の父で、炎柱の槇寿郎(しんじゅろう)は杏寿郎に言います。
「お前も千寿郎(せんじゅろう)もたいした才能はない、くだらん夢を見るな、炎柱は俺の代で終わりだ」
「お前は炎柱になれない」
杏寿郎は素振りをする弟・千寿郎を見ながら考えます。
(百人が百人、口を揃えてその才能を認め、褒め称える者でなければ、夢を見ることさえ許されないのだろうか)
(強烈な才能と力を持たない者の夢を叶える為の努力や、誰かの力になりたいと思うその心映えには、何の価値もないのだろうか)
木刀を落とす千寿郎。
手には血豆の潰れた跡が。
杏寿郎に気づいた千寿郎。
杏寿郎は言います。
「うむ!頑張っているな!」
千寿郎は、「全く気配に気づきませんでした、恥ずかしいです」と言いますが、「何も恥ずかしいことはない!それだけ千寿郎は稽古に打ち込んでいたのだ!素晴らしいことだ!」と杏寿郎。
杏寿郎は、「俺はこれから初めての任務に向かう、その間、千寿郎は家を守ってくれ!」と言い、力強く返事をする千寿郎。
「では行ってくる!」と言い、その場を去る杏寿郎に千寿郎は言います。
「頑張ります!俺、きっと兄上みたいになります!兄上みたいに!」
その言葉を聞いた杏寿郎は、一人の少年を思い出します。
「俺、あなたみたいになりたいです」
言葉を詰まらせる杏寿郎
少年は涙を流しながら杏寿郎に言います。
「俺も貴方みたいに強くなって、仲間を・・みんなを助けられる人になりたい」
「鬼に家族を奪われることがないように、誰も、もう誰も」
杏寿郎は言います。
「うむ!俺はまだ柱でもなんでもないのでこそばゆいが、一緒に頑・・」
少年の顔を見て言葉を詰まらせる杏寿郎ですが、すぐに言い直します。
「・・・一緒に頑張ろう!」
少年は、「はい」と返事をします。
杏寿郎は回想します。
(彼は俺と同じ年だった、最終選別で鬼に折られた刀を震えながら握り締めていた)
(いつもなら言える筈の“頑張ろう“が、一瞬詰まってするりと出てこなかったのは、彼が、どうしてか死んでしまいそうだったからだ)
(その時ふと、父が俺たちに冷たくなった理由を考え、“死なせたくないから“というのが頭に浮かんだ)
(父の気持ちは、父にしか解らないけれど)
煉獄杏寿郎の初任務
鬼と対峙する杏寿郎。
鬼は杏寿郎に言います。
「おや増援か、たった一人で御苦労なことよ」
「寂しくはない安心せい、今ならまだ仲間達が三途の川で待っておる」
岩の上に座る鬼の足元には、鬼殺隊の死体が倒れており、鬼は続けて言います。
「ほれひい、ふう、みい・・九つかの転がっておる鬼狩りの死骸は、儂が内蔵を啜(すす)った童の死骸が五つある、おっとまだ童が一匹生きとるのう」
「まあ皆仲良く手でも繋いで三途の川を渡るが良い」
杏寿郎は父の言葉を思い出します。
(父がよく言っていた)
(つい先日、笑いながら仲間が死ぬのはよくある話)
(鬼の言動には反吐が出る)
怒りで鬼の形相になる杏寿郎。
鬼を攻撃しますが、鬼は避けます。
避けながら笛を吹く鬼。
杏寿郎は勢いよく両手で耳を塞ぎます。
鬼の前には巨大な黒い犬が二匹現れ、鬼は言います。
「不自由なものよなァ、刀を握ったままでは完全に両耳を塞げぬ、両手で刀を持たねば戦えぬ」
全く動かない杏寿郎に鬼は言います。
「・・・ほっ微動だにせんな、気づいたようじゃの」
「少しでも動こうとすれば転倒してもがくしかないからのう」
「儂の笛の音は神経を狂わせる、足を動かそうとすれば頭が動き、手を動かそうとすれば足が動く」
「お前たち人間が日々重ねてきた鍛錬も、儂の笛ひとつで全て無駄、ひっくり返された虫けらのように狼狽(うろたえ)ておるうちに、犬に喰われて死ぬとはのう」
二匹の犬が杏寿郎へ向かって走り出します。
鬼を倒す杏寿郎
迫ってくる犬を前に、杏寿郎は考えます。
(人生とは選ぶことの繰り返し、けれども選択肢は無限にあるわけではなく、考える時間も無限にあるわけではない、刹那で選び取ったものがその人を形作っていく)
(誰かの命を守るため、精一杯戦おうとする人は、ただただ愛おしい)
(清らかでひたむきな想いに才能の有無は関係ない、誰かに称賛されたくて命を懸けているのではない、どうしてもそうせずにはいられなかっただけ)
(その瞬間に選んだことが、自分の魂の叫びだっただけ)
杏寿郎は二匹の犬を切り倒しながら、死んでいった鬼殺隊の仲間たちに問いかけます。
(そうだろう、みんな)
さらに鬼の首をはねる杏寿郎。
首をはねられた鬼は混乱します。
(なぜじゃ!耳を塞いでも笛の音は聞こえた筈)
(・・いや!そうかあの時じゃ、此奴・・!)
(耳を塞ぐ時、平手で強打し己の鼓膜を破ったのか!)
杏寿郎は言います。
「仲間が指文字でお前の能力を示してくれていた」
「みんな体が思うさま動かないなかで、断片的な情報だったが俺には十分だった」
悔しがりながら消滅していく鬼。
生きていた少女を抱きしめる杏寿郎。
「もう大丈夫だ!」
杏寿郎に指文字を伝えながら死んでいった仲間達。
その仲間達の手首を握りながら杏寿郎は感謝します。
(みんなのお陰で命を守れた、ありがとう最期まで戦ってくれて)
(自分ではない誰かの為に、助けてくれてありがとう)
(君たちのような立派な人に、いつかきっと俺もなりたい)
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※本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。
【鬼滅の刃】読切の感想
久しぶりにワニ先生の絵を見れて感激です!
読切が収録されているのは知ってましたが、実際に絵を見ると鳥肌立ちました。
あの感動が再びって感じです。
10月16日公開の無限列車編。
その中心人物ともいえる煉獄さんの初任務の話でしたが、また煉獄さんを見れたのも嬉しかったです。
煉獄さんは本当に早すぎる死でしたからね。
久しぶりの鬼滅に、久しぶりの煉獄さん。
映画「無限列車編」がますます楽しみになりました!
やっぱり鬼滅は面白いですね!!