七つの大罪276話のネタバレになります。
前回、ゴウセルに対し「許されざる罪」と言い放ち、ゴウセルを破壊しようとするマエルですが、七つの大罪キングがマエルを止めようとします。
マエルは恩寵を失っているとはいえ、現在は四大天使であることに目覚めており、自分を暴走させていたガランとモンスピートの戒禁の力をほぼ完全に制御し使いこなしています。
圧倒的な力の差を見せつけるマエルですが、戒禁の力は女神族とは相反する闇の力で、マエルが力を行使するたびに心が闇に蝕まれていきます。
同胞であるマエルを救うため、サリエルとタルミエルが立ちはだかります。
さらにゴウセルもキングの言葉に立ち上がり、4対1の展開となりましたが、276話では十戒のデリエリも戦いに参加し5対1となりますが、そのデリエリが死亡!?といった内容になっています。
マエルを救う
気を失っているエリザベスに「しっかりしろ・・・」と声をかけるデリエリ。
デリエリの声に目を覚ましたエリザベスですが、エスタロッサがマエルだった事実に、どうすればいいのかわからないと涙を流します。
取り込んだ戒禁が絶望と喪失感を増幅し、消し去ることのできない怒りへと変換しており、どうすればマエルの心を救うことができるのか。
ここまで話したところでエリザベスは、マエルがデリエリの大切な人であるモンスピートの命を奪った張本人なのに、そのマエルを救いたいと口にしたことを謝罪しますが、デリエリもマエルを救おうと言います。
かつてエリザベスが自分とモンスピートを救ってくれたように、マエルのことも救おうとデリエリ。
怒るマエル
マエルと対峙するサリエルとタルミエル。
マエルはサリエルとタルミエルに、なぜ自分の前に立ち塞がるのか聞きます。
自分から全てを奪った大罪人をなぜ庇うのか。
不浄の魔神族を根絶させることが四大天使の使命ではとマエルは問います。
タルミエルがマエルの気持ちはわかるが、冷静になるよう諭します。
失った時間はゆっくり取り戻せばいいと口にしたところで
ブチギレるマエル。
サリエルも今のマエルは正気ではないと言います。
取り込んだ戒禁を今すぐ手放さないと「太陽」の恩寵は戻らないと。
マエルはサリエルとタルミエルに「残念」だと伝えます。
戒禁は恩寵を失った自分には唯一残された希望で、その希望すらも奪うのなら代わりに絶望を与えると言い、戦闘態勢に入ります。
無意味な聖戦を終わらせる
デリエリはエリザベスに言います。
マエルは確かにモンスピートを殺したが、それは相手がたまたまマエルだっただけの話で、本来なら三千年前に自分とモンスピートは死んでいた。
それをエリザベスとメリオダスが救ってくれたと。
自分は十戒として命令されるがまま、疑いを抱くこともなく女神族や多種族と戦い殺してきたし、それが当然と信じていた。
エリザベスとメリオダスに命を救われた後も戦いをやめようとしなかった。
女神族に煙たがれながらエリザベスの下に走ったメリオダスをバカだと嘲ったが、バカは自分だった。
なぜもっと早くに気づけなかったのか。
エリザベスに言われた
「モンスピートが自分をどう思っていたかはわからない」
「大切なのは自分がモンスピートをどう想うかだ」
この言葉を言われ考えたが、モンスピートはずっと自分の大切な相棒で片割れだった。
ただモンスピートに生きていてほしかった。
もし時間を巻き戻せたらと思っても仕方がないが、何もせずに無視を決め込むことはできない。
こんな無意味な聖戦は終わらせなくてはならない。
そのためには、まずマエルを止めるのがその一歩だとデリエリは言います。
デリエリの考え
マエルを救うと言っても、自分ではマエルの戒禁を取り除くことができないがどうやって?とエリザベスはデリエリに聞きますが、自分に考えがあるとデリエリ。
デリエリはエリザベスに休んでいるよう伝えゴウセルのもとへ向かいます。
キング、ゴウセル、サリエル、タルミエルとマエルの戦いは4対1でもマエルが優勢です。
ゴウセルはマエルをこれ以上傷つけられないと戦いには参加していませんが、仲間のキングがこれ以上傷つくのも見ていられないと悩みます。
そんなゴウセルの前にデリエリが現れます。
デリエリは今すぐ自分の考えを読み取り、マエル以外の全員に伝達するよう言います。
“詮索の光(サーチライト)”でデリエリの考えを読み取り、”光矢伝達(ブロードキャスト)”で皆にデリエリの考えを伝達するゴウセル。
デリエリの考えは、まずキングが手数でマエルを撹乱し、意識がそれた瞬間にマエルの両腕をサリエルとタルミエルが全力で抑える。
十戒の作戦に乗るのは癪だと言いながらも、デリエリの考えのとおりに動くサリエル。
タルミエルもマエルを助けるためならなんでもやると協力します。
マエルの動きを封じたあとは、デリエリが瀕死になるまでマエルを殴り続ける。
その隙にゴウセルがマエルの頭から戒禁の回収法を読み取る。
マエルの言動から、おそらく戒禁の回収には本人の同意がない限り、戦闘不能にする必要があると。
デリエリ死亡!?
マエルを封じ殴り続けるデリエリ。
ゴウセルはマエルの頭の中から戒禁の回収法を読み取ろうとします。
247話でエスタロッサがゼルドリスに「戒禁の回収なんかができるのか」と聞いた際の会話を読み取るゴウセル。
一方的にデリエリに殴られるマエルに辛そうな表情をするタルミエル。
マエルが「なぜ自分ばかりこんな仕打ち」と呟いたところで、タルミエルはマエルを解放してしまいます。
ゴウセルは戒禁を回収する呪文の読み取りを完了させますが、右手が自由になったマエルは、タルミエルに「ありがとう我が同胞」と伝え、”救済の矢”でデリエリの最後の心臓を貫きます。
胸に大きな穴があいたデリエリ。
このままデリエリは死亡となるのでしょうか。
まとめ
マエルの”救済の矢”で最後の心臓を貫かれたデリエリ。
“救済の矢”は275話でキングの肩を貫いた技ですね。
魔神族には苦しみを一切与えず死へ導く救いの力だが、それ以外の者が受ければ耐え難い苦痛をもたらすとのことで、”救済の矢”を受けたキングは苦しんでいました。
魔神族であるデリエリは一切苦しむことなく死亡となるのでしょうか。
ていうか、最後の心臓を貫かれて胸に大きな穴があいてますからね。
“救済の矢”関係なしに死亡となりそうですが・・・。
どんどん可愛くなっていったデリエリなので、ここで死亡してしまうのは非常に残念ですが、さすがにこの状況で生きているとは思えません。
そしてマエルはデリエリの戒禁も回収するのでしょうか。
逆にマエルが戒禁を手放したら太陽の恩寵は戻ってくるのですかね。
そうなるとエスカノールはただのオッサンになってしまうのでしょうか。
七つの大罪277話のネタバレはこちらになります。