約束のネバーランド50話のネタバレになります。
ミネルヴァがいると思われる、B06-32まで目前まで到着したエマ達。
明日にはソンジュ、ムジカと別れることになり、悲しむ子供達。
そんな中、ギルダは一人なにかを考えています。
他の脱走者はいるのか?
計画のズレについて一人考えているギルダ。

ソンジュから聞いた話では、鬼側の世界には人間の社会がないとのこと。期待していた人間の集落がないということは、紛れることも、フィル達を迎えに戻るにも人員も足りない。
エマはソンジュに自分達のような脱走者が他にいないのか聞きます。旅をしていて噂でもいいので聞いたことがないか。

レイは農園はたくさんあると言います。
ミネルヴァが他の農園にも手引きしていれば、自分達以外にも脱走者が出てくるのではと期待する子供達。
しかし、ソンジュの答えは「聞いたことがない」でした。

たとえいたとしても一人や二人など、ほんの少数だと言います。
安価量産型農園とは
ソンジュは農園のことを説明します。
エマ達がいたGFのような”高級農園”はごくわずかで、ほとんどが”量産農園”だと言います。

安価量産型の農園で、劣悪な環境でただ生かされ太らされ出荷される。
そこで生まれた子供は言葉もわからない、名前もない、意思もない、逃げようなんて考えもしない。勿論、逃げようと考えても逃げられないだろうと。
量産農園が数百とある中で、高級農園はわずか4つ。GFを除けば3つ。エマ達がいうミネルヴァの手引きがあるとすれば、残り3つだとソンジュは話します。

ただし、エマ達と同じような芸当が簡単にはできないだろうと伝え、仮に外の世界に出られたとしても、生きていられるかはわからない。
外の世界が危険なことは、エマ達は身をもって味わっただろうと言います。
鬼の盗難
脱走者には期待ができないが、”盗難”ならば稀に聞くと言います。
人間食いたさに農園を襲って盗む鬼がいるようですが、それもごく稀とのこと。ソンジュは「使える」としたらそこだと思うと話しますが、ただし「使い方次第」とも言います。
そして、高度な知能を持ったエマ達のような人間は、農園以外では他にいない。それが現実だとエマ達に伝えます。

無秩序な姿
ソンジュの話を聞き、一人考えるエマ。
そこにムジカがやってきます。エマを心配するムジカですが、エマは「量産農園」の話はショックだったが、めげてなんかいられないと言います。
自分には待ってる弟妹(かぞく)と叶えたい夢があると伝え、ムジカに弟妹の写真を見せます。嬉しそうに話をするエマ。

そしてノーマンの話をします。
ノーマンに誓った
- 諦めない
- 誰一人死なせない
- 家族全員連れて出る
簡単ではないし、方法もまだこれから。でも、自分は家族全員と何としても生きたい。家族と生きるそのためなら、どんな不可能だって乗り越えると力強く語るエマ。

その姿にムジカは、エマは元からたくましいのではなく、たくましく在らなくてはならないのだと知ります。
エマはムジカが”鬼”の感じがしないことを不思議だと言います。鬼といっても姿だけでも色々あると感想を述べます。ムジカは謎の文字を使います。
ムジカ
(確かにこの1000年で、我々はだいぶ無秩序な姿になってしまった)

ムジカの口が開いていないのと、エマのリアクションがないので、口には出していないと思われます。
ムジカは人間を見たのも人間と話したのもエマ達が初めてと言います。そしてエマ達と会えて、話ができて良かった、友達になれて良かったと。

エマもムジカ達に出会え、話ができて、友達になれて良かったと答えます。
ムジカは心の中で祈ります。
(どうかエマ達にご慈悲を、私の異し種族の友達に、どうか、光を)
他の子供達が寝ているなか、レイはミネルヴァのペンにパスコードを入力しています。

まとめ
いよいよB6-32が目前となりました。
果たしてミネルヴァはそこにいるのでしょうか。脱獄編に続き、もう一つの山場を迎えますね。
そして今回もソンジュから新たに、量産農園の事実が語られました。また、ムジカが言う「1000年でだいぶ無秩序な姿」になったとは、どう言うことなんでしょう。
確かにムジカは人間に似た姿ですが、それは1000年で人間の姿に近づいてきたということでしょうか。
ソンジュとムジカも気になりますが、ひとまず次回以降でミネルヴァの謎が解明していくと思うので、まずはそちらに期待ですね。