七つの大罪の一人、不死身(アンデッド)のバン。
バンのこれまでの行動は自分勝手で破天荒な印象ですが、実はその行動には理由があります。
それはエレインの復活です。
これだけのためにバンの行動はあり、もっと言うとエレインのためだけに存在している。と言っても過言ではないです。
今回は、バンのエレイン復活のための行動をまとめました。そして今後の展開もネタバレします。
エレインの死因
エレインの兄・妖精王ハーレクインが妖精王の森から姿を消して700年、一人で「生命の泉」を守ってきました。

生命の泉を求める悪意を持った人間から、700年の間、杯を守り続けてきましたが、何一ついいことがなかったとエレイン。

ある日、生命の泉を求めて妖精王の森にバンがやってきます。700年、杯を守り続けていると聞いたバンは

「ヒマ」なんて次元じゃないですよねw
不思議とバンの魅力に惹かれていくエレインでしたが、ある日、妖精王の森を魔神族が襲います。

魔神族の攻撃を受けるエレイン。

エレインは最後の力でバンに生命の泉を飲ませバンは復活します。

バンによって魔神族は倒されますが、この事実を知っているのはエレインとバンだけで、バンは己の「強欲」のために妖精王の森を破壊し、生命の泉を手に入れ、杯を守護する聖女も殺害したとして捕まります。
この日からバンは「不死身(アンデッド)のバン」を名乗るようになります。

エレインの兄であるキングも、最初は森も泉もエレインも全てバンが奪ったと誤解していました。

死者の都でエレインと再会したバン。

キングはエレインとバンの絆の深さを知ります。

エレインの復活を願うバン
エレインのことを深く深く想っているバンは、エレインの復活を強く望んでいます。そして王国地下に眠る女神族と交信するための祭器「ケルヌンノスの角笛」を使い、エレインを復活させようとします。
エレイン復活のために、ケルヌンノスの角笛から出された条件はメリオダスの殺害。

その言葉を信じバンはメリオダスを殺そうとします。

二人の戦いを止めに入るホークは、バンに女神の話がウソだったらエレインだけではなく友達(ダチ)も失くすことになるとバンに伝えます。

バンの譲れない気持ちを理解したメリオダスは、自分にも譲れないもながあると話し、この戦いが終わったら決着をつけることを約束します。そして団長命令で、今は七つの大罪としての任務を優先させます。

別行動をするバン
リオネス王国を奪還後、バンは七つの大罪を抜けてエレインを復活させるため別行動をします。バンの別行動に気づいたキングはバンと行動を共にします。

バンは妖精王の森へ行きます。エレインに託された森の種は大きく育っていました。そして森を育てるため自らの血を注ぎに定期的に訪れていたバン。

さらにエレインの亡骸も丁寧に安置していたことに驚くキング。森の妖精たちはそんなバンのことを「妖精王」と呼んでいました。

このあと、妖精王の森は再び魔神族に襲われますが、自分を逃がそうとする森の妖精達の姿に、キングが「誰かのために戦う」ことで本来の力を発揮し「真・霊槍シャスティフォル」へ進化をとげ魔神族を倒します。

キングは自分の想いをディアンヌに伝えるため、メリオダス達のもとへ戻りますが、バンはエレインを復活させるためキングとは別行動をします。
ジバゴとの再会
バンは子供の頃に住んでいた盗賊都市レイブンズでジバゴと再会します。子供の頃、父親のように慕っていたジバゴにバンは悩みを打ち明けます。
恋人を選んで友達(メリオダス)を殺そうとしたこと。そしてそのことを怒ろうとしないメリオダス。バンは自分がメリオダスの優しさに甘えていることに気づきます。
そんなバンにジバゴはメリオダスのことをいい友達だと言います。
自分の死期が近いことに気づいているジバゴは、バンに、息子に親父として最後の言葉を残します。
「よく聞けバン、自分の中でいくら後悔したところで、相手に伝わらねぇなら意味はねぇ、この俺みてぇによ」
「溜め込むな、全部吐き出せ、そして心から許しを乞え」
「それが親父として最後に息子に残してやれる言葉だ・・・」
息を引き取るジバゴ。
エレイン復活
十戒の一人メラスキュラの魔力「怨反魂法」で復活するエレイン。
「怨反魂の法(おんはんごんのほう)」
死者の未練を増幅させ、憎悪に凝り固まった存在として蘇生させる禁呪。蘇生させられた死者は生前と変わらず魔力を扱うことができ、身体能力は向上さえしているものの、増幅させられた怒りに抗うと即時に衰弱する。
嫉妬と執着の化身となって復活したエレインは、バンとジェリコの前に立ちふさがりますが、二人の説得により正気に戻ります。

その後は、バンへの未練だけで体を維持し不完全な状態でバンと行動を共にします。
バンとエレインの今後
メリオダス達と合流したバンとエレインですが、彼らが向かうのは城塞都市コランド。そしてその先にいるのはエレインを復活させた張本人、メラスキュラです。

メラスキュラを倒せばエレインも死んでしまう。そのことはバンもわかっていますが、それ以前に、不完全な状態で復活したエレインは既に限界であることが判明します。

最後はエレインと一緒にいたいからと、今回の任務だけは外させて欲しいとバン。その気持ちを受け取るメリオダス。
メリオダスは、バンの気持ちはわかると言いかけますが、その言葉を遮るバン。

しかしこのあとメリオダスの過去が語られ、二度どころの話ではなかったです。
メリオダスの話を聞いたバンは何を思うのか。そしてエレインは本当にこのまま死んでしまうのか。今後の展開に期待しましょう^^
まとめ
バンとエレインの話も切ないですよね。七つの大罪は切ない話が多いですよね。
そしてバンの行動は、全てエレインを復活させるためだったのがわかります。なんて一途でピュアなんでしょう。見た目と全く違います^^
何気にジバゴの存在がすごく大きいですよね。4巻でバンがジバゴの名前を口にします。

それから全く登場しませんでしたが、やっと登場したと思ったら、すげーいい親父じゃないか!!
死んだ後もバンとエレインを助けますしね。エレイン復活にはジバゴの存在は大きいですね。
以前、「メリオダスを殺すこと」と「エレインの復活」ではエレインの復活を選んだバン。今回はさすがにメラスキュラを「見逃す」なんてことはないと思います。
それはエレインの体が限界だからなのか、もしエレインが完全に復活していたらどうなんでしょうね。これだけエレインのためだけに行動してきたバンですが、そこは成長した姿が見たいものです^^